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「アウトダフェ」リーディング公演 in NY

 2007-09-27
2007年9年26-29日まで開催されるCity University of New York(CUNY)での「PRELUDE Festival '07」にて、松田正隆作「アウトダフェ」のリーディング公演が行われます。

松田正隆 作「アウトダフェ」リーディング公演inニューヨーク
「Spotlight Japan at PRELUDE Festival '07/ CUNY」
リーディングイベント・タイトル「Spotlight Japan」

日時 1)2007年9月27日(木)18時 30分より
   2)2007年9月29日(土)14時 00分より

会場 1)Williamson Theater, Staten Island
The Center for the Arts (CFA) at the College of Staten Island (CSI)
   2)Martin E. Segal Center, at CUNY(365 Fifth Avenue, at 34 Street, NYC)
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カイロより帰国

 2007-09-17
9月13日メンバーが帰国した。

中部国際空港からバスで芸術センターまで到着した皆の顔にはさすがに疲れの色がにじみ出ていた。芸術センター制作室で、京都公演に向けたスケジュールの確認がなされ、衣裳や小道具の整理が行われ、解散となった。

本番後は、各々観光に出たり、他のグループの演目を見たりしながら有意義に過ごしていたらしい。中でも、砂漠ツアーというのは格別だったと聞いた。

演出松田は、批評家とのカンファレンスや、テレビのインタビューなど、本番後もなにかと忙しく過ごしていた。
実際の上演で評価を得ることが出来たため、演劇祭が毎日発行しているニュースレターでも劇評などの記事が連日出ることになり、実り多いものになった。

最後に今回のマレビトの会初の海外公演を実現するにあたり、各方面からの支援を得たことをお伝えすると共に感謝を申し上げたい。まず、今回の参加を実現するためにマレビトの会を演劇祭に推薦してくれた演劇批評家の内野儀氏。年間を通しマレビトの会の活動を支援していただいたセゾン文化財団。カイロ公演を実現させるため助成をいただいた国際交流基金、また通訳の手配をはじめ現地での様々なケアをしていただいた国際交流基金カイロ支局。そして、演劇祭のシンポジウムパネリストとして参加し、多くの批評家・審査員を『クリプトグラフ』の会場へ招いてくれた北野圭介氏。最後に、マレビトの会を招聘してくれた演劇祭事務局、会場となったMIAMI THEATERのスタッフ一同、通訳をしてくれたボランティアのスタッフの方々に感謝を伝えたい。
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滞在十四日目

 2007-09-17
カイロ出発の日。午前中は最後のお土産買いやパッキング、行きそびれた観光地へ行くなど、慌ただしく過ぎていく。

午後にホテルを出発して空港へ。ラマダン(断食)が始まる前日ということで、カイロ市内はいつにも増して大渋滞。少しヒヤヒヤしたが、無事チェックインに間に合う。たくさんの荷物でチェックインに手間取ったが、ドバイへ向けて飛び立つ。
ドバイ経由で中部国際空港へ。
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滞在十三日目

 2007-09-17
カイロから片道8時間の砂漠から戻る。砂漠に行かなかったメンバーもカイロ市内のあちこちを楽しんでみて回った様子。

夕方からはオペラハウスでのクロージングパーティに出席。コンペティションの受賞作品の発表が行われる。ベスト・パフォーマンス賞はリビアの作品。ベスト・ディレクター賞は韓国。我々の中で絶賛だったモンテネグロはベスト・アクター賞受賞だった。

オープニングパーティー同様、クロージングパーティも国を挙げての盛大なイベント(祝祭)、という感じ。カイロの街を歩いていると、演劇祭が街全体で行われている、という感じはまったくしないのだが、このパーティへ来ると、すごい盛り上がりを見せている。

カイロ最終日の夜、MIAMI THEATERの近くにあるエジプト料理屋さんで打ち上げを行う。
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滞在十二日目

 2007-09-17
メンバーの半数以上が、一泊二日の砂漠ツアーへ。前年の演劇祭に参加した地点メンバーからのお薦めだったのだが、予想をはるかに超えた(予想できないぐらいの)素晴らしい大パノラマだった。砂漠にあんなにいろんな種類があるのだと知った。黒砂漠にクリスタル砂漠、そして白砂漠。夜の砂漠のど真ん中でのキャンプは、大感動の連続。新月も合わさって、星空が最高に美しかった。素朴なエジプト人のガイドの3人に一同心癒される。
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滞在十一日目

 2007-09-17
この日もメンバーはオフを過ごす。カイロ市内を見回る人が多かったかな。アレキサンドリアへの小旅行もとても良かったようだ。
演出・松田は制作とともに、朝から別公演のための執筆などに追われる。

午後にスーダンのジャーナリストが松田に取材をしたいというので、待ち合わせ場所で待っていたのだが、時間になってもなかなか来ない。1時間以上待っても来ないので諦めて、街へ繰り出す。うーん、スーダンタイムなのか??その後そのスーダン人とは会えずじまいになってしまった。

夕方には松田と俳優2人がテレビ局の取材を受ける。インターナショナルTVプログラムの一番組で、演劇祭のことが紹介されるそうなのだが、その中で『クリプトグラフ』が特にフューチャーされた。

夜には、前日の公演が絶賛されていたモンテネグロの作品を見る。エジプトとの共同制作で、劇場の仕込みもしっかりしている。ここへ来て一番の傑作だったと思う。ナセル元大統領の演説のみが芝居のテキストで、まるで現代の世界情勢を物語るかのような動きが展開していく。。。一同、この作品の出来にほっとする。
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滞在十日目

 2007-09-17
この日はメンバーそれぞれが思い思いにオフを過ごす。サッカラのピラミッドへ行く面々(階段状の初期ピラミッド、素晴らしかった!)、ホテル近くのモールで買い物をする面々、カイロを離れて国外へ出かけるスタッフなどなど。
午後に事務局から電話があり、急きょ「メンバー全員、今日の午後17時に(フェスティバル事務局を兼ねた)カイロオペラハウスまで来て欲しい」と言われる。通訳の子に話を聞いてもらうと、エジプト人のジャーナリストが作品について、いろいろ話を聞きたいので、セミナーの時間を持って欲しいとのこと。
全員は無理でも、メンバーのほとんどが、カイロオペラハウスに集まると、毎日発行されているフェスティバル批評紙に執筆をしている批評家・ジャーナリストの男性が、『クリプトグラフ』について、日本の伝統芸能と現代演劇の違いについて、松田の作風について、俳優への演出方法などなど、多岐に渡った質問を受ける。
その批評紙には、『クリプトグラフ』の初演以来、連日、舞台写真とともに批評やあらすじが掲載されていた。批評紙は英語/フランス語/アラビア語で書かれているのだが(内容はそれぞれ書く人が違うので、言語によって違うことが書かれている)、アラビア語のページでは毎日『クリプトグラフ』のことが取り上げられていた。それだけの反響を得られたことが嬉しい。
夕方は、こちらも前評判の高かった韓国ソウルファクトリーの「メディア」を観劇。そのまま、オペラハウスでのエジプトのダンス作品をはしごする人も。
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滞在九日目

 2007-09-17
本番が終わった翌日、打上げの疲れを知らない俳優とスタッフ、演出は、朝からギザのピラミッドへ観光にでかける。疲れ果てて帰ってくるも、一同、ピラミッドの模様を興奮して伝える。
午後には、後入りした制作・橋本が日本へ一足先に帰国。
夕方には、比較的前評判が高かったポーランドの作品を我々が昨日まで公演をしていたMIAMI THEATERで観劇(一部はモーリシャスなど他の国の作品を見にいく)。MIAMI THEATERの技術スタッフや受付スタッフは、昨日までの同志だった我々を暖かく迎えてくれる。ポーランドの作品は、終始ストリート・ダンスで見せ場が続く。劇場でテクニカルのトラブルがあった模様。
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滞在八日目

 2007-09-08
昨晩、本番2回目を終えた。
昨日と同じくらいの観客動員だった。終演後、地元のテレビ局のディレクターからインタヴューの依頼があった。土曜日か日曜日に演出松田と俳優の数人で、MIAMI Theaterで収録が行われることが決まった。

観客の反応はというと、内容は難しいという感じだったが、途中で席を立つ人も少なく、エジプトとの状況としてはなかなか集中して見てくれていたようだ。今回は日本でもやっているアンケートを開演前に配布して、終演後に回収することを行った。ボランティアの通訳の人たちに回収したアンケートを翻訳してもらったのだが、指摘された内容はそれほど意外ではなく、鋭いものが多々あった。つまり舞台を見る視点というのは、もちろん文化的背景の違いもあるだろうが、だからといって全く通じ合わないものではないということだ。舞台に人が居て、身体を使って何かを語るということは、そこにひとつのリアリティーがあるということではないかと感じた。

撤収後、通訳で来てくれたアフマール君が、エジプト料理のお店に連れて行ってくれて、皆で打ち上げを行った。その後は、体力のあるメンバーで恒例の部屋飲み会を明け方まで行った。

様々な段取りなど、日本と勝手が違い困惑することはあったが、舞台に向かう姿勢というのは根本的にさほど異なる訳ではないのではないかと感じた。この公演で舞台というものに対する意識を強くすることが出来、「マレビトの会」は良い意味で非常に鍛えられたと言える。

次は京都での公演に向け、諸々手直しをして備えたいと思う。

miami
劇場のスタッフ、ボランティアの通訳のスタッフの面々と集合写真。
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滞在7日目

 2007-09-06
昨晩、無事「クリプトグラフ」初日&初演を迎えた。

この演劇祭は、規模の割にそれぞれの上演の集客が今イチだと聞いていたが、予想よりも多くの観客が集まった。といっても、200名強のキャパの劇場に70名程度である。時間があれば、ボランティアの人たちの協力を得てポスターやチラシを配布しに街を回ったが、それが功を奏したかもしれない。

内容はというと、初演としては上出来だったと言って良いだろう。少々寂しい客席ながらも、スタンディングオベーションあり、ロビーで握手を求められたり、直接感想を伝えてもらったりした。また、今回残念ながらコンペのノミネートからははずれてしまったのだが、シンポジウムで来ていた北野圭介さんの誘いで来場した審査員から高い評価を得るなど、手応えの十分にあるステージだった。

ともかく昨晩からの仕込みの流れで、非常に長い一日だった。キャスト・スタッフともに疲労は相当なものだったが、劇場スタッフのサポートも大きく、何とか持ち堪えられたという感じだ。食事をする間もなく、リハーサルと本番をあわせると、この日は4回も通して芝居をやったことになる。

終了後はすぐホテルへ戻り、少し体力のあるメンバーだけバーで軽く乾杯する。

美術のセッティング。この間、二階客席では映像ブースが漏電騒ぎでひと悶着ある。何のことは無い、そもそも鉄板むき出しのテーブルの上にPCなど電子機器を設置したのが悪かった。
美術のセッティング。この間、二階客席では映像ブースが漏電騒ぎでひと悶着ある。何のことは無い、そもそも鉄板むき出しのテーブルの上にPCなど電子機器を設置したのが悪かった。照明福山は現地スタッフから異常に人気を博し、仕込み中の姿をやたら写真に収められた。

ホテルの最寄り駅は『sadat駅』。国際交流基金や大使館なども近くにあり、相当な繁華街である。
劇場には『sadat駅』からいつも歩いている。国際交流基金や大使館なども近くにあり、かなりの繁華街である。

準備で忙しい初日の昼は、ホテルの折り詰め弁当を事務局が用意してくれた。その他、朝5時であろうと、夜の11時であろうと劇場~ホテル間の移動は事務局がバスを手配してくれ、何かと助かっている。
準備で忙しい初日の昼は、ホテルの折り詰め弁当を事務局が用意してくれた。その他、朝5時であろうと、夜の11時であろうと劇場~ホテル間の移動は事務局がバスを手配してくれ、何かと助かっている。
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滞在六日目

 2007-09-05
いよいよ今日の21時初日を迎える。
公演は9月5日6日の21時から2ステージ。
劇場はMIAMI THEATER、中心の繁華街に位置する。地下鉄の最寄りはNasser駅。
そして入場無料。
とにかく事務局からフェスティバルの説明が一切ないので、自力で調べる他はなし。5回聞いてひとつ返事がやっと返ってくる感じ。

到着した日から昨日までを振り返る。

8月31日:空港に事務局から出迎えのアフメッドさんがホテルまで送ってくれる。出迎えが居ることに驚く。一台は人を運ぶためのバス。もう一台は荷物を運ぶための軽トラック。時速120キロで二台の車がカーレースのようにカイロ市街地へ向かう。ホテルの部屋が用意されていなかった。2時間かけて部屋の用意をしてもらう。何もフェスティバルの情報も分からぬまま過ごす。審査から外れていることを知り、落ち込む。テクニカルスタッフは劇場を見学へ行く。思ったよりいい劇場でほっとする。
ホテルに戻り、打ち合わせをしながら酒を呑む。

9月1日:演出・舞監・制作で、国際交流基金の事務局へ行く。担当の宮本さんから過去の話を聞く。携帯を貸してくれる。そのときに通訳のライラとサリーを紹介してくれる。俳優はホテルのエレベーターホールで稽古。テクニカルスタッフは劇場へ、機材が何も揃っていないことに驚愕。技術の担当者のいる工房まで行く。すると明日まで用意してくれると聞いて安心。演出・俳優・制作で開会式へオペラハウスまで。国主催の大々的なセレモニー、しかし3時間も開始まで待たされる。その間、様々な国からの参加者と交流。若者のパフォーマンスと、文化大臣の挨拶。審査員とシンポジウムパネリストの紹介。休憩を挟んで、グルジアの繊細なパフォーマンスをオペラ劇場の大劇場で何故か上演。日本人ゲストスピーカーの北野圭介氏と演出・舞監・制作で情報交換。
映像の遠藤が腹痛を訴える。

9月2日:午前中は皆ゆっくり過ごす。近所を散策し、必要なものを手に入るか探す。
スーパーマーケットの位置などを確認。午後2時半からいつもの場所で稽古。俳優宮本、演出松田が腹痛を訴える。テクニカルは劇場へ。昨日言っていたものが揃わなかったので、劇場を工房を行ったり来たりして、振り回される。美術の材料は大体揃っていたが、照明の必要機材を説明するのが大変。制作森は通訳の子に手伝ってもらって、カラーコピー屋に行ってチラシ増刷。アラビア語・フランス語・英語で日程・会場を記載。審査員の滞在しているラムセス・ヒルトン(カイロ1の高級ホテル)に乗り込み、チラシとポスターを貼ってくれと依頼するも、門前払い。悔しいので、ホテルの31アイスクリームで高級なアイスクリームを食す。夜は20時から観劇、イングランドのグループによるハムレット・マシーンに行くも、満席で断わられる。そこで21時開演のアルメニアの作品「Dead」を観に行く。音響宮田が腹痛を訴える。

9月3日:午前中から美術、舞監が工房に籠りタタキの作業。現地のスタッフとコミュニケーションをとりながら比較的充実。制作と俳優は通訳さんに手伝ってもらってチラシづくり。近所の“モール”というショッピングセンターへ行く。
俳優は午後から稽古。
夕方から照明の仕込みの事前作業のため、劇場へ。照明、舞監、映像、制作、通訳の子で作業。夕方は観劇。演出と俳優達は昨日見れなかったハムレット・マシーンを観る。スタッフの一部は作業後MIAMI THEATERでバーレーンの作品を観劇。その裏で照明は劇場スタッフと延長ケーブルのことでもめる。夜橋本ホテルに到着。ホテルで打ち合わせ。そろそろ皆の顔に疲れがにじみ出る。

9月4日:朝から美術、舞監は再び工房で美術の仕上げ作業。皆はホテルで夜からの仕込みや明日からの本番に備えゆっくりしたり、ネットをしたりして過ごす。
午後から俳優は稽古。制作は通訳とともに当日配布するパンフレットの作成。
映像は最終プランの完成に向けて部屋で作業。照明・演助は仕込みに備えて休息をとる。
夕方に小屋入り中のケータリングの買い出し。
夜はMIAMI THEATERのバーレーンの作品やイタリアの作品を観劇。
そのままスタッフは23時から29時まで強行仕込みに突入。明日へ続く。。。。
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会場となるMIAMI THEATERの入口。
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ホテルの窓からオペラハウスを望む。シェラトンホテルの左手に見える。
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ハムレット・マシーンの入場を待っているとき、座っている我々を背景にテレビ中継が行われる。
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滞在五日目

 2007-09-04
滞在5日目

昨晩制作橋本が合流し、メンバーが全員揃う。
今年のマレビトの会は「カイロ国際実験演劇祭」に翻弄されたと言っていいくらい影響をうけている。

今年で19回目を迎えるカイロ国際実験演劇祭(Cairo International Featival for
Experimental Theater:CIFET)は、チュニジアのカタルゴ演劇祭、ヨルダンのアンマン国際演劇祭と並び、中東・アラブ地域を代表するフェスティバルである。毎年9月に世界40ヶ国、80を超えるカンパニーが参加し、日本からはこれまで、ク・ナウカシアターカンパニー(00年)、流山児★事務所(01年)、ストアハウスカンパニー(02年)、うずめ劇場(04年)、ARICA(05年)、地点(06年)が参加している。

11日間の開催期間中に正式コンペが行われるのもこの演劇祭の大きな特徴であり、05年はARICAの安藤朋子さんがソロ・パフォーマンス賞を受賞、昨年は地点がベスト・セノグラフィー賞を受賞した。日本でも度々公演をしているクウェートのスレイマン・アルバッサーム・シアターカンパニーは、03年にベスト演劇作品賞(最高賞)とベスト演出賞をダブル受賞している。

そんな演劇祭だが、様々なことが「試してみないと分からない」ということもこの演劇祭の大きな特徴だろう。

まず、最初は演劇祭開催の日程である。昨年晩秋にに演劇批評家の内野儀さんより推薦を頂き参加を決めた段階では、例年通り9月中旬から下旬にかけての10日間と聞いていた。そのため、8月末から9月上旬にかけてアトリエ劇研で初演し、その後カイロへ渡る予定だった。

ところが、事務局が立ち上がるのが非常に遅いため、演劇祭の開催期間が判明したのがエジプト大使館を通して年明け3月だった。その日程とは、まさに我々が京都公演を予定していた日程だったのだ。大使館曰く、「ラマダン(断食)の日程を避けなくてはならないから」とのこと。

最早劇研の日程を前に変更することは不可能だった。アトリエ劇研はこの夏改装工事をしていたからだ。我々は決断をした。『カイロ初演』である。

そこで大きな舵をきったマレビトの会だが、自分たちの作品が未知のものであるにも関わらず、次に大きな「分からない」は、何と会場と公演日程だ。

正確に言えば決まっていないのだ。これがこの演劇祭の大きな特徴であると同時に、参加者を最も苦しめる条件なのだ。どれくらいの仕込み期間で、どれくらいの規模で仕込めるのか、そういった通常行う事前の準備がほとんど出来ないのだ。

そして開催期間、今年でいえば9月1日から11日までは、最初に公演が終了してしまおうと、あるいは最終日だけの上演であろうと、とにかく全日程カイロに滞在しなくてはならないのだ。この条件の理由は準備段階でいろいろな情報を総合するうちに判明した。

上記の正式コンペがその理由になっている。今回の68団体中、コンペ対象作品は25団体の作品であるが、そのノミネート作品を選出するのが8月31日(つまり演劇祭前日!)なのだ。審査員は世界各国から集められていて、それぞれ事前に資料は見ているものの、審査員が揃ってノミネート作品を決定する議論が8月31日に行われるからなのだ。

そんな演劇祭の条件で、我々は舞台に必要なものを出来る限り自分たちの手で持参することにした。小道具で使用する鞄に私物を入れたりしながら、重量オーバーにならないよう事前に計量を行った。飛行機では運べない大道具や照明は、演劇祭事務局にリクエストして、現地でアレンジすることにしたが、リクエストに対する事務局からの返信は無い。

かろうじて我々が宿泊するホテルの情報は手に入り、また国際交流基金カイロ事務局のサポートを得て、現地での通訳のボランティアを手配してもらえることになったことは、渡航前にかなりの安心材料だった。

そんな中、総勢17名のメンバーはカイロへ向かった。(つづく)
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カイロは今建設ラッシュで、中心部は古いビルと新しいビルがひしめき合っている。
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京都から持参したポスターにボランティアの女性がタイトルやキャッチコピーをアラビア語に訳して書き込んでくれる。
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マレビトの会blog開設

 2007-09-04
「マレビトの会」の公式サイトがリニューアルオープンしました。
公演情報や過去の作品紹介のページなどの他、創作過程のレポートなどを掲載するブログを設け、「マレビトの会」の最新情報をお知らせしていきます。

ここからは現在滞在中のカイロより、マレビトの会が参加することになった「カイロ国際実験演劇祭」のレポートをお届けします。
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