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滞在五日目

 2007-09-04
滞在5日目

昨晩制作橋本が合流し、メンバーが全員揃う。
今年のマレビトの会は「カイロ国際実験演劇祭」に翻弄されたと言っていいくらい影響をうけている。

今年で19回目を迎えるカイロ国際実験演劇祭(Cairo International Featival for
Experimental Theater:CIFET)は、チュニジアのカタルゴ演劇祭、ヨルダンのアンマン国際演劇祭と並び、中東・アラブ地域を代表するフェスティバルである。毎年9月に世界40ヶ国、80を超えるカンパニーが参加し、日本からはこれまで、ク・ナウカシアターカンパニー(00年)、流山児★事務所(01年)、ストアハウスカンパニー(02年)、うずめ劇場(04年)、ARICA(05年)、地点(06年)が参加している。

11日間の開催期間中に正式コンペが行われるのもこの演劇祭の大きな特徴であり、05年はARICAの安藤朋子さんがソロ・パフォーマンス賞を受賞、昨年は地点がベスト・セノグラフィー賞を受賞した。日本でも度々公演をしているクウェートのスレイマン・アルバッサーム・シアターカンパニーは、03年にベスト演劇作品賞(最高賞)とベスト演出賞をダブル受賞している。

そんな演劇祭だが、様々なことが「試してみないと分からない」ということもこの演劇祭の大きな特徴だろう。

まず、最初は演劇祭開催の日程である。昨年晩秋にに演劇批評家の内野儀さんより推薦を頂き参加を決めた段階では、例年通り9月中旬から下旬にかけての10日間と聞いていた。そのため、8月末から9月上旬にかけてアトリエ劇研で初演し、その後カイロへ渡る予定だった。

ところが、事務局が立ち上がるのが非常に遅いため、演劇祭の開催期間が判明したのがエジプト大使館を通して年明け3月だった。その日程とは、まさに我々が京都公演を予定していた日程だったのだ。大使館曰く、「ラマダン(断食)の日程を避けなくてはならないから」とのこと。

最早劇研の日程を前に変更することは不可能だった。アトリエ劇研はこの夏改装工事をしていたからだ。我々は決断をした。『カイロ初演』である。

そこで大きな舵をきったマレビトの会だが、自分たちの作品が未知のものであるにも関わらず、次に大きな「分からない」は、何と会場と公演日程だ。

正確に言えば決まっていないのだ。これがこの演劇祭の大きな特徴であると同時に、参加者を最も苦しめる条件なのだ。どれくらいの仕込み期間で、どれくらいの規模で仕込めるのか、そういった通常行う事前の準備がほとんど出来ないのだ。

そして開催期間、今年でいえば9月1日から11日までは、最初に公演が終了してしまおうと、あるいは最終日だけの上演であろうと、とにかく全日程カイロに滞在しなくてはならないのだ。この条件の理由は準備段階でいろいろな情報を総合するうちに判明した。

上記の正式コンペがその理由になっている。今回の68団体中、コンペ対象作品は25団体の作品であるが、そのノミネート作品を選出するのが8月31日(つまり演劇祭前日!)なのだ。審査員は世界各国から集められていて、それぞれ事前に資料は見ているものの、審査員が揃ってノミネート作品を決定する議論が8月31日に行われるからなのだ。

そんな演劇祭の条件で、我々は舞台に必要なものを出来る限り自分たちの手で持参することにした。小道具で使用する鞄に私物を入れたりしながら、重量オーバーにならないよう事前に計量を行った。飛行機では運べない大道具や照明は、演劇祭事務局にリクエストして、現地でアレンジすることにしたが、リクエストに対する事務局からの返信は無い。

かろうじて我々が宿泊するホテルの情報は手に入り、また国際交流基金カイロ事務局のサポートを得て、現地での通訳のボランティアを手配してもらえることになったことは、渡航前にかなりの安心材料だった。

そんな中、総勢17名のメンバーはカイロへ向かった。(つづく)
cairo
カイロは今建設ラッシュで、中心部は古いビルと新しいビルがひしめき合っている。
cairo04
京都から持参したポスターにボランティアの女性がタイトルやキャッチコピーをアラビア語に訳して書き込んでくれる。
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